2025年５月１１日（日）、東京都立川市に所在する「立川ビジネスセンタービル」において、「株式会社トーショー関東地区安全大会」を開催致しました。
当日は、株式会社トーショーホールディングス岩田名誉会長など役職員を含め、西東京支店（西東京営業所、西多摩営業所、東京営業所）、東京支店（所沢営業所、関東荷役、東松山営業所、多摩営業所、甲府営業所）及び千葉支店千葉営業所の職員ら総勢145名が参加しました。

安全大会は、東京支店 東海林支店長による開会宣言から始まりました。
岩田社長からは、「本大会を開催する目的は、皆の安全を守り、安全な職場環境をつくるために開催するものであること。そのためには、皆がトーショーの看板を背負って仕事をしている。一人一人がトーショーの代表者であることを自覚して仕事に取り組むことが求められている。「トーショーは、地域で一番安全な物流会社を目指している」ことを職員の共通認識として、本日の安全大会を契機に全員が一丸となり、安全第一で取り組んでいきましょう。」と挨拶がありました。

続いて、斧田執行役員からは、関東地区の事故発生状況等について説明があったほか、自身が経験した重大事故発生後の対応状況を紹介し、事故の悲惨さを訴えました。決められたルールを守らなかったことにより、取り返しのつかない不幸な事故が発生する。事故を惹起しない、させないため、決められたルールをしっかり守ることを徹底し、「地域で一番安全な物流会社を従業員全員で確立しよう」と檄を飛ばしました。

次に、無事故・無違反運行及び適切な車両管理に努めた２５名に対する表彰が行われたのち、受賞者を代表して、多摩営業所 青木運転手から、自己のヒヤリハット事例や事故を起こさないために注意している点等について発表が行われました。
安全講話では、安全防災管理室 桑嶋室長から、昨年度の交通事故等発生状況及び特徴、ながら運転の危険性、横断歩道通過時の留意事項等について講話がありました。
公益社団法人 被害者支援都民センターの高田 香講師からは、「世界へ繋がれ！交通安全の輪」と題して講演をいただきました。
高田講師の講演は、昨年11月に開催された「中部地区安全大会」を皮切りに、本年１月に開催された「四国地区安全大会」、３月に開催された「大阪地区安全大会」に続き、今大会で４回目となります。以下、高田講師の紹介文です。

講演では、おなじみとなった高田講師ご自身で作成したオリジナルトーショーTシャツを披露して参加者の心を一瞬でつかみました。４回目の講演ということもあり、すでにトーショーの一員ではないかと思える高田講師ですが、ご子息を交通事故で亡くされた事故当時の状況や思いを語る高田講師のお話に、会場は静まり胸を打たれ涙ぐむ職員もいました。それでも講演後半にはクイズ形式の問答で会場は盛り上がり、笑顔に包まれ明るい雰囲気で講演を終えました。

 今大会でも、高田講師から分けていただいた「けんちゃんの朝顔の種」を「交通安全のシンボル」として参加者全員に配りました。
トーショー本社の駐車場の一角に置かれたプランターには、種まきを終えた「けんちゃんの朝顔」。しばらくして、元気よく双葉が芽を出しました。
私たちは、謙真くんとご家族の思いを託された者として、「交通安全の願い」を込めて、「けんちゃんの朝顔」を大切に育てていきます。

最後に、株式会社ディ・クリエイトの渡邉貴幸講師から、「ドライブレコーダー映像からわかる交通事故の傾向とその対策」について、実際の事故映像を見ながら、事故原因をわかりやすく説明し、事故を防ぐためにはどうすべきか、注意すべき事項について講演をいただきました。

安全大会の締めくくりは、千葉支店 奥山支店長の指揮により、全員で安全宣言を唱和したあと、國井専務の閉会挨拶で安全大会を終了しました。

昨年１１月に実施した「中部地区安全大会」から始まり、「四国地区安全大会」、「大阪地区安全大会」、「関東地区安全大会」と４つの地区の安全大会を実施するにあたり、公益社団法人 被害者支援都民センターの高田 香講師、株式会社ディ・クリエイトの各講師の皆様には、講師として携わっていただき、誠にありがとうございました。各種事故防止に向けてトーショー各営業所職員の決意を新たにする絶好の機会となりました。

今後もトーショーは、「安全はすべてに優先する」を合言葉に、「地域で一番安全な物流会社を目指し」ワンチームとなって各種事故防止に努めてまいります。

 

以　上